迫る日本軍
日本軍がシンガポールに迫り、
著者にも身の危険が及ぶ。
英国人は我先に逃げた。
こういうときこそリーダーシップを発揮して
防戦すべきだっただろう。
何のために支配していたのだ・・。
インド人、オーストラリア人、
マレー人、華僑も含めて、
自分の戦争だと思っている人間は
多くなかったようだ。
独立国家のあるべき姿を考えさせてくれた
確固たる意思をもって、国家の建設に情熱を注ぐ姿は、国の規模こそ違え、国家の長たる者の見本としてわが国の政治家も見習い実行してもらいたい。特に共産主義やマレーシアとの闘いは、われわれ日本人からは実感がわかない内容ではあるが、命をかけたその姿には感動する。上巻は、独立までの内容で、日本人にとってはピンと来ない部分があるものの、下巻の外交面でのやりとりについては、わが国の外交下手と比べると実に毅然としていて頼もしい。また各国首脳に対する批評は、日本の政治家からは聞けないような堂々とした内容であり、彼が独立国家の長として世界と渡り合ったその姿が見てとれる。わが国政治家もこれくらいやりあえる力があれば、なめられることも無いのだがと思ってしまう。
一国を創った、クリーンな政治家、リー・クアンユー。
アジアはもとより、世界で屈指の政治家であるリー・クアンユーの生い立ちから、シンガポールが自立してゆく過程を当事者である指導者としての彼の肉声で綴られた興味深い一冊です。本書は続編である下巻との二部構成をとっております。シンガポールは資源の乏しい日本同様の技術立国であり、さらに植民地時代から続く複雑な人種問題、近隣諸国の政治不安の只中で、いかにして淡路島ほどの国土しかもたない国が世界の表舞台へと飛躍していく様をアジア的思考で国民をまとめ上げ、指導し、華僑的思考で国内外経済をコントロールしてうまくやっていったか、という経緯も読み取れて面白いです。彼が日本政治の手法を参考にしたように、今度は逆に、ぜひ日本の政治家がシンガポールの手法を模倣しなければいけないな、と、この本を読めば実感するはずです。
日本経済新聞社
目覚めよ日本―リー・クアンユー21の提言 (未来ブックシリーズ) 立ち上がれ日本人 (新潮新書) シンガポールに暮らす(第2版) (海外に暮らすシリーズ) ロスチャイルド家―ユダヤ国際財閥の興亡 (講談社現代新書) 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く
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